世界保健機関(WHO)は最近、COVID-19がパンデミック(世界的大流行)の危険性が「非常に高い」ことを警告した。この戦いで個人防護具(PPE)の不適切な使用を避けるためには、EN 14126:2003をよく見る必要がある。
EN 14126:2003には、以下のようないくつかの特定の生物学的危険に対する保護等級を決定するための5つのテスト方法が含まれています:
試験方法 | 試験内容 | 使用汚染物質 |
ISO 16603 | 血液/体液の浸透に対する耐性 | 合成血液 |
ISO 16604 | 血液媒介病原体の浸透に対する耐性 | バクテリオファージ(Phi-X-174) |
ISO 22610 | 湿潤微生物浸透に対する耐性 | 生物学的汚染液(黄色ブドウ球菌) |
ISO/DIS 22611 | 液体エアロゾルの浸透に対する耐性 | 生物学的に汚染された液体エアロゾル(黄色ブドウ球菌) |
ISO 22612 | 乾燥微生物浸透に対する耐性 | 生物学的に汚染された固体粒子(枯草菌) |
COVID-19はコロナウイルスに属し、大きさは約0.125ミクロンである。上記の汚染物質の中で、COVID-19より小さい汚染物質はPhi-X-174(0.027ミクロン)だけである。従って、防護服がISO16604に比較的高い保護等級で合格しているということは、防護レベルが高いことを意味する。
第一線の医療関係者であれば、ISO/DIS 22611に注目するかもしれない。2月初め、中国はエアロゾル感染の可能性を認めた。患者が激しくくしゃみをしたときや、医療処置中に呼吸チューブを挿入するなど、密閉された環境で長時間高濃度のエアロゾルにさらされ、大量のエアロゾルが爆発したときに起こりうる。
結論として、COVID-19に対する防護服を選択する際には、まずEN 14126:2003の認証を「TYPE」分類の後ろにある「-B」という文言、すなわちULTITEC製品シリーズの「TYPE 3-B」、「TYPE 4-B」、「TYPE 5-B」で確認することができます。感染因子に対する保護能力を確認したら、特定の作業環境での作業仕様に従って、それぞれの試験結果を詳しく見てください。